相続や家族からの引継ぎ、自主管理の負担など、初めて管理を依頼するきっかけはさまざまです。引き継いだ駐車場にすでに管理会社がある場合も、まず契約書などで現在の管理体制を確認しましょう。この記事では、初めて管理を任せる際に知っておきたいことを紹介します。
月極駐車場の管理で任せられる仕事
ヤマタケでは、管理をまとめて任せたい方と、募集だけを依頼したい方のご相談に対応しています。どの仕事を任せられるか分からない段階から、いまの状況をお聞かせください。
対応する主な業務
募集から契約後の対応まで、主な仕事を紹介します。
空き区画の募集
募集条件や掲載内容を見直し、契約者の募集を進めます。
問い合わせ対応
駐車場を探している方からの問い合わせに対応します。
契約手続き
利用の申込みを受け付け、契約手続きを進めます。
滞納対応
支払いが遅れている利用者への連絡などに対応します。
クレーム対応
利用者から寄せられる困りごとの窓口を担います。
依頼する業務や対応範囲は、駐車場の状況を確認して決めます。募集のみのご相談も承ります。
ご自身で管理している方へ
契約や集金の連絡など、負担になっている仕事からお聞かせください。ご自身で続けることと、任せたいことを整理します。
家族の駐車場を引き継いだ方へ
まず契約書や入金記録、管理会社の有無を確認しましょう。管理状況が分からない場合も、お手元の資料から確認していきます。
駐車場の自主管理と管理委託の違い
自分で管理すると
- 入金がない・利用者から連絡が来た
- オーナーが対応入金や契約を確認する利用者に電話する返答を待ち、経緯を記録する
- 仕事や家事の合間に、続きの確認・連絡も自分で行う
管理を任せると
- 入金がない・利用者から連絡が来た
- 管理会社が対応入金や契約を確認する利用者への連絡を行う経緯を記録して報告する
- オーナーは報告を受け、必要な判断をする
依頼するときは、「管理を任せると」に挙げた仕事のうち、どこまでが契約に含まれるかを確認しましょう。オーナーの判断や、弁護士・保険会社などの対応が必要な場面もあります。
駐車場の管理を任せるメリットと注意点
任せるメリット
- 入金確認や利用者への連絡を、一人で繰り返さずに済む
- 契約や対応の記録がまとまり、状況を追いやすくなる
- 困ったときに、まず状況を相談する相手がいる
注意点・任せても残ること
- すべての業務が対象とは限らず、受付時間や現地対応の範囲も異なる
- 修繕など、オーナーの承認や判断が必要な場面は残る
- 未払いの回収や紛争の解決、満車を保証するものではない
ここからは、管理で困りやすい場面を想定例で紹介します。ご自身で対応する場合と、管理を任せた場合を比べてみましょう。
駐車料金の入金確認と、未払い時の連絡
任せるメリット
入金確認と連絡をまとめて任せる
入金確認や利用者への連絡を、まとめて管理会社に依頼できます。
いつもの入金日を過ぎても振り込みがありません。通帳を確認し、契約書の電話番号を探して連絡します。一度でつながるとは限らず、約束した日に入金されたかを、もう一度確認することもあります。
負担になるのは、振込の有無を調べる作業だけではありません。「うっかり忘れただけだろうか」「どこまで強く言ってよいのだろう」と考えながら、連絡を繰り返すことへの気疲れもあります。
管理委託では、契約範囲に応じて入金確認や未入金時の連絡、対応した内容の記録を管理会社に任せられます。オーナー自身が毎回、状況を確認し直す負担を減らせます。ただし、連絡を代行することと、未払い分の回収や立て替えを保証することは別です。
相談するときに聞いておきたいこと
入金確認と未入金時の連絡は、誰がいつ行い、どのように報告してもらえますか。
解約後も車が残っているときの対応
任せるメリット
解約後の状況を整理する
元の利用者への連絡と、次の利用者への案内。両方の状況を確認し、対応を相談できます。
解約日を過ぎたのに、車が停まったまま。次の利用者が決まっていたら、「いつから使えるのか」という連絡も入ります。元の利用者への連絡と、次の利用者への説明を並行して進めなければなりません。
こうしたとき、まず必要なのは、契約・解約の記録、連絡先、現在の状況を確認することです。管理会社に依頼していれば、現在の状況やこれまでの連絡を確認し、次にどう対応するかを考えるための情報を整理してもらえます。
相手が使用をやめないなど、争いになった場合には弁護士など専門家の対応が必要になることがあります。こうした場合は、管理会社だけで解決できるとは限りません。日々の連絡や記録が整理されていれば、専門家に相談する際にも経緯を説明しやすくなります。
相談するときに聞いておきたいこと
車が残っている場合の状況確認や連絡、専門家への相談が必要になったときの進め方を確認しましょう。
車同士の接触があったときの連絡
任せるメリット
利用者との連絡を取り次ぐ
車同士の接触などで連絡が必要なとき、管理会社に取り次ぎを相談できます。
利用者から「隣の車に接触したので、相手へ連絡を取りたい」と電話が来ました。仕事中なら、契約者の記録を確認して連絡し、つながらなければ折り返しを待つことになります。相手からの返答を、もう一方へ伝える必要が出ることもあります。
管理会社に依頼している場合は、契約者の記録の確認や、相手への連絡の取り次ぎを相談できます。対応する範囲は管理契約に従い、連絡先などの個人情報にも配慮します。オーナーが仕事や家事の合間に、双方への連絡を続ける負担を減らせます。
事故の際は警察への届出や保険会社への連絡が必要です。管理会社による連絡の支援と、過失割合・修理代の交渉は別の役割です。連絡先の取扱いにも配慮しながら、対応を進めます。
相談するときに聞いておきたいこと
利用者から連絡が来たとき、どこまで取り次ぎや状況確認を依頼できるか、窓口を確かめましょう。
契約書と利用者情報の管理
任せるメリット
契約から解約までの記録をまとめる
契約書を作るだけでなく、変更や解約の経緯を後から確認できる状態に整えます。
自分で作った契約書で運営していても、車の入れ替えや連絡先の変更、解約の申出が重なると、「どの情報が最新か」を確認する手間が増えます。
管理を任せる意味は、契約書を用意してもらうことだけではありません。申込み、契約、変更、解約の記録をまとめ、問い合わせが来たときに経緯を確認できる状態にしておくことも、日々の負担軽減につながります。
すでに契約者がいる場合は、契約書や入金状況などを確認し、いつから、どの業務を任せるかを整理します。契約書を保管するだけでなく、車両や連絡先の変更も記録しておくことが大切です。
相談するときに聞いておきたいこと
契約・変更・解約の記録をどのように管理し、引き継ぐか確認しましょう。
駐車場の管理会社を選ぶときの確認点
任せるメリット
任せたい仕事から管理会社を選ぶ
未払い時の連絡や現地確認など、頼みたい仕事を具体的に伝えると、対応範囲を確かめやすくなります。
「管理します」という説明だけでは、任せられる仕事は分かりません。入金がなかったときは誰が確認するのか。利用者から苦情が来たら誰が最初に受けるのか。現地確認が必要なときはどのように進むのか。専門家への相談が必要な場合に、これまでの記録を用意してもらえるのか。
自分が困っている場面を具体的に伝え、その場面での対応範囲を聞くと、任せる意味が見えやすくなります。初めて依頼する場合は、問い合わせから管理開始までに何を用意するかも確認しておくと、次にすることが分かります。
相談するときに聞いておきたいこと
自分が一番負担に感じている場面を伝え、受付時間、現地確認、所有者の判断が必要な範囲を確かめましょう。
私たちからのメッセージ
管理を頼むと決めていなくても大丈夫です。どの仕事を任せられるか、一緒に確認しましょう。ぜひ私たちにご相談ください。
駐車場の管理を相談する前のチェックリスト
- 駐車場の所在地、区画数、現在の利用状況
- 契約書、利用者の連絡先、入金・未入金の記録
- 自分が続けたい仕事と、任せたい仕事
- 利用者からの苦情や、解約後も車が残っていることなど、現在の困りごと
- 相続や引継ぎの場合は、管理会社の有無と現在の契約内容
すべての資料がそろっていなくても、まずは負担になっていることからご相談ください。
よくある質問
契約者がいる駐車場でも相談できますか?
契約者がいる場合も、現在の契約書、入金状況、困っていることを整理してご相談ください。状況を確認し、お手伝いできる範囲をご案内します。
管理を任せれば、未払いも必ず回収できますか?
入金確認や未入金時の連絡を任せることと、回収や立て替えの保証は別です。何を委託できるかは、管理内容と契約で確認します。
車同士の事故も管理会社が解決してくれますか?
管理上の連絡の取り次ぎなどを相談できる場合があります。事故の届出や保険の手続き、過失割合や賠償額の交渉は別の役割です。
相続した駐車場の状況が分からなくても相談できますか?
お手元の契約書や入金記録などから、現在の管理状況を整理しましょう。管理会社がある場合もあるため、契約内容を確認します。この記事では相続手続きや税務の個別判断は扱っていません。
参考資料
日常の連絡や記録の整理と、法的な紛争の代理交渉は異なります。内容に応じて、弁護士や保険会社など適切な相談先につなぐ必要があります。
